筋肉の働きの不足による下肢静脈瘤

そもそも、血液には、重力にしたがって下へと流れ、脚に溜まりやすい傾向があります。
それに逆らって、脚から心臓へと血液を送り返す役目をしているのが、ふくらはぎの筋肉です。
脚を動かすことで、ふくらはぎの筋肉が収縮して、血液を押し動かすことができます。

このとき、心臓へと戻っていく方向に進む血液だけを通し、
逆向きに血液が流れるのを防いでくれているのが静脈弁です。

ふくらはぎの筋肉と静脈弁の両方が上手く働くことで、
正常に血液は巡っていくんですね。


しかし、女性などの筋力が弱い人や、
長時間同じ姿勢で立ちっぱなし・座りっぱなしで脚を動かさないことが多い人は、
血液を心臓へと押し返す力が不足気味になりやすいのです。

そうすると、脚から心臓へ送り返している血液以上に、
心臓から脚へと血液が運ばれてくる状態になります。

そうして、少しずつ脚に溜まっていく血液が血管内の圧力を高めます。
圧力に耐え切れず静脈弁が壊れてしまうと、
血液が逆流して、さらに脚に血液が溜まることになります。

そうして、溜まった血液に押し広げられ
異常にふくらんだ血管が脚の表面に浮き出てきてしまった状態を、
下肢静脈瘤といいます。


1度、下肢静脈瘤ができてしまうと、
自然には治らず、治療が必要になってきてしまうそうです。

やはり、そうなる前の予防が大切ですね。
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こうした筋肉の働きの不足が原因となっている下肢静脈瘤の場合、
筋力をつけたり、意識的に脚を動かしたりすることが、予防につながります。
ぜひ、ウォーキングなどの運動を、日ごろの生活に取り入れてみてください。